卒業生インタビュー

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歯科衛生科卒 田代尚子さん

先輩たちのように20年、30年と歯科衛生士を続けていきたいです。

口腔外科って何をするところかご存じですか?

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田代さんは総合病院の中にある口腔外科の歯科衛生士ということですが、いわゆる「歯医者さん」の歯科衛生士さんとはどのような違いがあるのですか?実は口腔外科のことがよく分からないのですが・・・。

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口腔外科というのは、例えば「親知らず」を抜いたりですとか、舌ガンとか歯肉ガンとか口腔内にガンがある方が来られたりとか、いろいろとお口の中やお口まわりでお悩みを持ってらっしゃる方のお世話をするところなのです。また、心臓病とか糖尿病とか全身疾患の患者さんも引き受けています。血液の病気をお持ちの方だったりすると、出血のことでまちの開業医さんは無理なのですが、そういった患者さんの歯の治療も口腔外科の担当になります。あと車イスの患者さんもいらっしゃいます。開業医さんだと院内に車イスで入れないところもあるらしいのです。口腔外科の歯科衛生士は、そういった口腔外科での手術の補助・介助を行っています。午後の外来オペにアシスタントとして同行したりすることもあります。


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すると、一般的な虫歯の治療は行わないのですか?

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はい。一般的な歯の治療も含まれているように思われる方がいらっしゃるのですが、虫歯治療に関しては開業医さんなど一般の歯科医院で診察されるようにお願いしています。ただし、虫歯が原因で歯茎がパンパンに腫れ上がってしまった場合には、口腔外科が膿み出し処置を行ったりしています。

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歯科衛生士になって3年目だそうですけど、現在の状況はいかがですか?

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徐々に一人でやらなければばらない仕事をまかされるようになってきました。ちょっとたいへんです。でも、私のまわりには目標となるベテランの先輩歯科衛生士がいて勉強になります。まだ私は知識や技術が追いつけずに、支えてもらっている部分が多いのですけど、たいへん心強いです。それに歯科医師、歯科衛生士、看護師、受付とスタッフがいるのですが、みんな仲がいいので働きやすいです。やっぱり病院の仕事って協力体制が大切ですからコミュニケーションが良くないといけませんし。毎朝8時からミーティングを行って情報の共有にも努めていますけれども、その前に普段のコミュニケーションがうまくいってないと駄目なんじゃないかなと思います。


歯科衛生士として、まず気をつけていること。

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歯科衛生士として何か気をつけていることはありますか?たとえばご自分の歯のケアとか。

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自分自身の歯のケアについては、それはもう、気をつけてます。患者さんにブラッシング指導をしている立場上、かなり気をつけています。「医者の不養生」みたいなことでは、患者さんの信用を失いかねないですから。毎日朝起きて1回、朝ごはんを食べた後1回、お昼ごはんの後で1回、晩ごはんの後で1回歯を磨いています。1回にかける歯磨きの時間は10分から15分くらいでしょうか。歯ブラシは1ヶ月から2ヶ月に1回くらいの間隔で取り替えています。歯磨き以外でも、あまりお菓子を食べないよう食事にも気をつけています。もちろんお菓子を食べた後は絶対に歯を磨きます。


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ほかに何か気をつけていることはありますか?

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患者さんとのコミュニケーションは非常に大切だと思いますので、会話には十分気をつけています。よく患者さんは医師には聞けないことも私たち歯科衛生士に聞いてきます。いろいろと不安やお悩み事があるのかもしれません。そんな時に私たちが医師との仲介役をこころよく引き受けてあげると、患者さんも安心できるようです。もちろん「笑顔で親切に」を心がけています。このあいだ、応対のことで患者さんからお褒めの言葉をいただいてうれしかったんですけど、やっぱり「笑顔で親切に」は大事なんだなあって、改めて思いました。

短大時代、実習でつらい経験もあったけど「歯科衛生士は天職かも」って思いました。

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ところで、歯科衛生士になろうと思ったのはなぜですか?

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小学生の時、歯の矯正をするために歯医者さんに通ってたんですが、その通ってる「歯医者さんのお姉さん」、つまり歯科衛生士さんですけど、その方にやさしくしてもらって。そこから歯科衛生士に対する憧れがはじまって、それがずっと変わることはありませんでした。


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専門学校への道もあったかと思うのですが、大垣女子短大を選ばれた理由は何ですか?

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やっぱり、国家試験合格率100%という実績でしょうか。私、家が神戸町なんで近くて通いやすいというのもあったし、短大卒の資格が得られるというのもあったんですけど、歯科衛生士になりたいという願望が強かったので、合格率100%は魅力的でした。 あと、自然環境が良いところもですね。 桜の名所としても知られていますしね。

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振り返ってみて学生生活はいかがでしたか?

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いろいろ楽しいこと・嬉しいことを経験したはずだと思うのですけど、結局一番思い出すのは臨床実習のことです。しっかり勉強して臨んだつもりだったんですけど、やっぱり思考も行動も基礎の範囲で留まってしまうんですね。応用がきかない。臨床では応用力というのも試されてるわけですからね。それが全然できないもんだから恥ずかしいような情けないような。つらい時間を経験しました。ただ、そんな中でも、自分が目標とすべき歯科衛生士さんを得たことは大きな収穫でした。総合病院の歯科衛生士さんだったんですが、とにかく機転が利いて、テキパキ動けてっていう感じなんです。その人を自分の目標にしてから、本当にがんばれたような気がします。

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歯科衛生士の国家試験の勉強はどうでしたか?

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国家試験対策指導が短大で行われていて、傾向と対策の指導や模擬試験がありました。不明点があったときにすぐ聞けるのがいいですね。3年目から自宅でも問題集で勉強しはじめ、追い込みをかけたのが本番の3ヶ月くらい前です。


私は短大の先生の進めもあって、大垣市民病院の採用試験を受けたのですが、国家試験の受験時にはすでに採用試験に受かっていたので、国家試験は絶対に落せないというプレッシャーがありました。けど、勉強していると面白いように次々と理解できているのが自分でもわかっていたので、かなり手ごたえはありました。本当にやってて楽しかったですね。「歯科衛生士は自分にむいてるなあ、きっと天職なのかも」って思ったくらいです。

「あんな歯科衛生士になりたい!」という気持ちがステップアップにつながる。

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歯科衛生士として今後の目標は何ですか?

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今はまわりの人に支えられて仕事をしている状態なので、これからはきっちりとひとりでできる仕事を増やしていきたいと思います。とにかく口腔外科にいる意味をハッキリさせたいと思います。そのへんはスペシャリストとして20年以上も活躍している先輩方がいるので常に目標として見習っています。歯科衛生士の仕事は自分も長くやりたいと思うくらい、意味のある仕事だと思います。口腔ケアの仕事は看護師さんでもできる部分があるのですが、やはり専門的な立場ということになると歯科衛生士が必要になりますので、大切な職務なんです。そのプロとして、他のスタッフからも信頼される歯科衛生士でいたいですね。


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最後に、田代さんのように歯科衛生士を目指している人に、何かひと言お願いします。

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目標とする人を見つけるというのが、がんばれる源のような気がします。私の場合、子どもの頃の歯科衛生士さんへのあこがれから始まって、短大時代に実習で行った病院の歯科衛生士さん、今の勤務先の先輩方と、常に目標とする人が近くにいたおかげで「努力しよう」という気持ちを維持することができました。皆さんの近くにもいらっしゃるはずです。ぜひ、目標の人を見つけて、がんばってください。

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ありがとうございました。