大垣女子短期大学 > 歯科衛生学科
社会で求められるスキルや知識をしっかりと身につけて
口腔ケアのスペシャリストに
歯・口腔の健康は、「自分の歯でおいしく食べる」、「楽しく会話する」など、健康で生き生きとした生活を 送るための基本となります。また、近年では、さまざまな調査研究から 「歯・口腔の健康と全身の健康の関係」が明らかになり、歯科衛生士の役割に関心が高まっています。 歯科衛生士は、歯科疾患の予防及び口腔衛生の向上を図ることを目的として、人々の歯・口腔の健康づくりをサポートする 国家資格の専門職です。
歯科衛生士の活動の場は、歯科医院や総合病院の歯科口腔外科などがほとんどですが、近年、歯や口腔全体を通じた健康づくりが注目され、市町村の保健センターや教育機関、介護保険施設、企業など、歯科衛生士の活躍の場は拡大しています。
予防歯科の重要性が認知され活躍の場が多様化したことに伴い、歯科衛生士の求人数も年々増加。2020年度の求人倍率はなんと19.4倍にも達しました。これは歯科衛生士に対するニーズの高まりを裏づける数字に他なりません。
※歯科衛生士教育に関する現状調査より
結婚・出産・子育てなどを経て復帰している歯科衛生士は数多くいます。実は現役の歯科衛生士のうち7割以上は30歳以上。子育てをしながら短時間で働ける職場も多く、やりがいをもって長く続けられる仕事です。
「小児」「歯周病」「矯正」など特定の専門分野において高度な業務実践の知識・技能を有することを示す『認定歯科衛生士制度』があります。また、歯科衛生士として実務経験通算5年以上を満たせば、ケアマネジャーの受験資格が得られます。
歯科衛生士について詳しく知りたい方は日本歯科衛生士会(参考)をご覧ください。
歯科の二大疾患である、むし歯と歯周病を予防するための業務です。フッ化物の塗布、歯垢・歯石の除去などを主に行います。
歯科医師の指示のもと、歯科医療の一部を担います。診療用器具の滅菌・消毒やX線撮影の補助、カルテ管理など、さまざまな仕事があります。
生活習慣病であるむし歯や歯周病の予防には、歯科保健指導が不可欠です。はみがき指導を主に口の健康全般についての指導を行います。
患者の生活の質を向上するために、摂食嚥下(食べる・飲みこむ)など口腔機能の維持と向上のための知識や技術を学びます。
基礎実習 | 一人につき1台使えるよう模型ユニットが導入されおり、基礎から着実に技術を身につけます。 |
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相互実習 | 最新のユニットチェアが導入され、基本的な操作方法を実際の歯科医療現場と同じ環境で学ぶことができます。 ※2022年4月現在、マネキン実習机保有台数68台、ユニットチェア36台 |
さまざまな実習先で歯科衛生士としての役割を学び、対象者に合わせたコミュニケーション能力を身につけることができます。
臨床実習 | 歯科医院・総合病院 |
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臨地実習 | 保育園・小学校・高等学校・高齢者通所施設・保健センター・特別支援学校 |
現役で働く歯科衛生士の9割以上が働く「歯科医院」での実習を、3期にわたり実施。『現場で生きる実践力』を高めます。
6~7人で1クラスとし、日常的に学生の指導を行っています。
学修上の悩みや相談にも乗り、学生一人ひとりの学修課題を把握し、適切な指導助言を行う体制を整えています。
専門分野の枠を超えた幅広い教養を身につけ、「短期大学士」の学位を取得します。海外でも修得単位が保証されるので、幅広い活躍が可能になります。
全学科共通の教養科目をバランスよく受講し、地域社会に貢献できる豊かな人間性を育みます。
教養科目の授業、サークル、イベントなどの課外活動を通してさまざまな価値観にふれることができます。
卒業後も、専門知識の復習や基本技術の振り返りのトレーニングを行います。再就職の相談にものり、キャリアアップを積極的に支援しています。
学修効率の向上を図るため、歯科基礎実習室は1人につき1台を使えるように最新の模型ユニットを導入。また、併設の看護施設を使い、看護技術の基本を学ぶことができるのも大垣女子短期大学ならではの魅力。日々実習を繰り返し、歯科衛生士の基礎となる専門技術を一つひとつ確実に身につけていきます。
最新のユニットチェアが導入された歯科臨床実習室を使い、基本的な操作方法を実際の歯科医療現場と同じ環境で学びます。2年次後期から始まる歯科医院や総合病院での臨床・臨地実習に向け、実践的な知識や技術を確実に修得します。
臨床・臨地実習では実際に歯科医療の現場に立ち、授業で得た知識をどのように生かすのかを学ぶと同時に協働するスタッフや口腔ケアの対象者など、さまざまな人々との関わりを通して歯科衛生士の役割を理解し、実践的な対応力を身につけます。
地域住民のための歯科医療を学びます。患者の状況から診療の流れまで歯科医療全般の理解を深めます。
対象:乳幼児期~老年期、障がい児・者
歯科口腔外科での実習を行います。入院患者や手術前後の口腔ケア、あるいは難抜歯や全身疾患を持つ人などへの対応を学びます。
対象:胎児期(妊婦)~老年期、障がい児・者、周術期患者
遊びや食事をともにしながら、乳幼児期の成長・発達を学びます。食育やお口に関する絵本の読み聞かせ、昼食後の歯磨き介助や指導をします。
対象:乳幼児期
授業形式で先生となって、小学生に歯や口の大切さ、学年に合った歯磨きの方法などを指導します。
対象:学童期
生徒一人ひとりに対して保健指導を行います。初対面の生徒と上手くコミュニケーションをとりながら、すぐに生かせる口腔ケア方法をアドバイスします。
対象:青年期
主にデイケアで実習を行います。利用者の口腔ケアプランを立て、多職種が行うリハビリにも参加します。
対象:老年期
主に10カ月児、1歳6カ月児、3歳児を対象とした健診に参加し、成長に合わせた指導や、子どもの発育について学びます。
対象:乳幼児期
小中高等部の児童生徒とともに1日を過ごすことで、障がいの特徴を学び、個性に合わせた対応力を修得します。
実際に児童生徒への口腔ケアを行い実践力を養います。
対象:学童期、青年期、障がい児・者