2026年 学長年頭所感

新春のお慶びを申し上げます。
平素より本学の教育活動ならびに地域連携の取り組みに対し、温かいご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

本学は、建学の精神である「中庸を旨とし勤労を尊び、地域社会に貢献できる人材の育成」を教育の根幹に据え、学生一人ひとりと向き合う実学重視の教育を行ってまいりました。
また、本学の教育理念は、専門的な学びを通じて確かな知識と技能を身に付けるとともに、社会の中で自らの役割を見出し、主体的に行動できる人材を育成することにあります。
この理念は、少人数教育による丁寧な指導と、地域に根差した学修の積み重ねによって支えられてきました。
こうした建学の精神と教育理念を踏まえると、本学の教育と大学運営は、「学生と向き合う姿勢」と「社会と地域に果たす役割」という二つの軸によって成り立っていると考えています。

1.学生と向き合う姿勢
本学が最も大切にしているのは、学生一人ひとりとの向き合い方です。
女性の学びの場として、個性や背景の違いに配慮し、それぞれの可能性を尊重すること。
失敗を恐れず挑戦する経験を支え、学びを通じて自信と成長につなげていくこと。
そして、卒業という節目で関係が終わるのではなく、社会に踏み出した後も、人生の折々で思い出してもらえる存在であるとともに、いつでも相談に来られる存在であること。

本学は、学生を「教育の対象」としてではなく、共に学び、共に成長する存在として捉えてきました。
学生が自ら考え、行動し、社会の中で役割を果たしていくための土台を築くことこそが、本学の教育の本質であると考えています。

2.社会と地域に果たす役割
本学のもう一つの軸は、社会、とりわけ地域との関係性です。
地域社会が抱える課題は多様化・複雑化しており、教育機関には、知識や技能の提供にとどまらない役割が求められています。
本学は、地域課題の解決に資する人材を育成するとともに、世代や立場を超えて学びが循環する、生涯学習の拠点としての役割を担ってきました。

学生が地域の現場で学び、地域から学びを得ること。
その経験が学生自身の成長につながり、同時に地域に新たな価値をもたらすこと。
この相互の関係性を育てていくことが、本学の社会的な役割であると考えています。

3.共創によるこれからの大学像
これらの取り組みは、大学だけの力で実現できるものではありません。
学生、教職員、卒業生、保護者、地域の皆さま、自治体や企業など、本学に関わるすべての方々と対話を重ね、協働しながら進めていくことが不可欠です。
本学は、そうした多様な関係性の中で、価値を一方的に提供する存在ではなく、価値を共に創り上げる大学でありたいと考えています。

建学の精神と教育理念を原点に、学生との関係性を大切にし、社会とのつながりを深めながら、本学はこれからも地域とともに歩み続けてまいります。

本学は、教育機関としての公益性を大切にしながら、学生と社会の双方にとって意味のある学びを提供し続けたいと考えています。
本年も、大垣女子短期大学の取り組みに対し、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

令和8年 元旦
大垣女子短期大学
学長 服部 篤典

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